曖昧な言葉を水に浮かべて
冷えた世界を創り直そう

君との距離を離した藍は
錆びた詩の中で

ずっと眠っていたの

伏せた瞼には色を失った涙
伝って零れた想い

君のいない夜

夢の中で数えた孤独を廻す
僕の指先はいつも君を見ていた

書きかえた音色を海に落として
消えた世界と生まれ変わろう

君との日々を語った空は
空いた胸の中で

ずっと遊んでいたの

擦れた枕には色を手放した涙
染み付く刹那と答え

君のいない朝

夢の端で甘えた昨日を触る
僕の儚さはいつも君の傍

今を生きる僕の弱さは
明日(あす)も生きる君の欠片に

なっていく、消える
君を忘れない

揺れた白煙(はくえん)と色に背を向けた涙
不器用に絡む嘘と

君の見た世界

夢が覚めて掠れた呼吸をなぞる
僕のいる世界

君はずっと遠くだ