ビルで覆われたその下を
時の繰り返すその道を
人混みに紛れながら歩いてく

未だ陽も沈まないのに
灯を燈す並木道
時の止まったはずの街並に
冬の訪れを感じて

吹き荒ぶ風 明日への溜息
消えてしまうぐらい小さな私

夢ならばせめてこの日々に結末(おわり)を…

あぁ どうか私を貫いて
神をも裁いたその槍で
あぁ こんな私は傲慢ですか?
陽のさんざめく 空の下
一筋の星に祈ろうとする私は

町外れの教会に
救われんとする者達が
列を成して歩いてく

未だ陽もできらぬうちにと
私は彼らを横目で眺め
会釈を何度か交わしながら
それでも中へは入らなかった

小さな希望 救いの賛歌
丘の風を受け呟く私

こんな所では祈れはしないのに…

あぁ どうか私を導いて
現神を堕としたその意志で
あぁ こんな私は我儘ですか?
最期(おわり)を求める その中で
誰かの灯りに縋ろうとする私は

それがホンモノである必要はない
ただ そこにあるだけで
ただ そこにいるだけで
私はきっと満たされる

あぁ 私に明日の救いはない
たとえこの流れが変わろうと
あぁ 夢は所詮夢ですか?
槍の先に何を見据えた
主を殺めた両手は紅く あぁ ロンギヌス

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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ロンギヌス

ユダと並ぶ有名な人。
ほぼ名前とイメージだけをお借りして書いたものです。

閲覧数:44

投稿日:2010/11/22 23:19:02

文字数:514文字

カテゴリ:歌詞

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