【コトダマ】

a
誰かを救える言葉なんて
自分を守れる言葉なんて
今は吐きたくないし今は聞きたくないんだ

a
綺麗な色した言葉ばっか
どこか見え透いた言葉ばっか
傷を舐めあっている なんて馬鹿馬鹿しいな

b
「痛みを知るたび強くなれる」
使い古された台詞をまた
錆び付く僕の心に刺して
君は満足そうに歌う

s
期待するのを辞めた僕の
目に映るのはセピアの景色
無理矢理に濃いインク 落とし込んで
君は一体何がしたいの?
ねえ、君は僕をどう変えたいの?


a
諦めることは容易かった
目を逸らすことも容易かった
今はそれでよかった、それでよかったのにさ

b
両腕に線を掻き殴った
裂傷は今も消えないまま
こんな痣に塗れた僕にも
「立ち上がれ」と囃すんだろ

s
「自分らしさ」を強いる癖に
欠伸さえ許してはくれない
退屈な講義は終わりにしよう
これが紛れもない僕だ
多分、どうしようもないだろうから


b
「零した涙は無駄じゃないよ」
真面目な顔して君は歌う
気休めに似た安い言葉を
優しい声で君は歌う

s
期待するのを辞めた僕の
目に映るのはセピアの景色
無理矢理に濃いインク 落とし込んで
君は一体何がしたいの?

でも、おかしいな熱を帯びていくー

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

コトダマ【依頼中】

歯の浮くような気休めも、世間に気を遣っただけの綺麗な言葉も、何も聞きたくないのに。
君があまりにも真っ直ぐに歌うから。

塞ぎ込んでた何かが少し綻んだ気がした。

曲依頼してます。
とてもたのしみ(*´︶`*)

閲覧数:245

投稿日:2022/01/07 03:46:04

文字数:533文字

カテゴリ:歌詞

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