1
ふたりの 大切な日に
腕をふるった ディナーは冷めて
メールを 開いてみたら
遅くなるよと 改行もなくて
静けさだけが 側にいる
そっと かさねて
それぞれに 描いてた 想いを
かさねて
泣きそうな私に
そして 愛して
ありふれた あたたかな 想いを
愛して
消えそうな 明日に
ガラス窓の暗闇に
映る私の あいまいな顔
メイクを 済ませた午後に
歌う気分で 予定を立てた
そんな日は もう 過去になる
2
今でも思い出すのよ
学生時代の 屋上の景色
広がる 浅葱(あさぎ)の空は
あなたと私 ふたりのものね
煌めきの中 キスをした
そっと かさねて
それぞれに 描いてた 想いを
かさねて
泣きそうな私に
そして 愛して
ありふれた あたたかな 想いを
愛して
消えそうな 明日に
ふたりの大切な日に
ひと皿だけを レンジに掛けて
メールを また見つめてる
文字の向こうに 忙しそうな
あなたの姿 見えるから
光る画面に 触れて綴った
「どうぞ 頑張り過ぎないで」
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