ペルセウスの雨
016
今宵 月は明るくて 見えないかもしれないと
夜空(そら)を見上げて 呟く声、した
仕方がないと ただ…
048
見えないものが見たくて 耳を澄ませたけれども
あの日感じた 煌(きらめ)き 見えない
そこにあるはず でも…
119
月の光に紛(まぎ)れ 降る星の雫のなか
濡れそぼち…
134
真夏の夜に降る流星群(あめ) 輝く糸が
互いの記憶まで織り上げてゆく
美しく思えたもの 愛(いと)しく抱きしめてた
腕(かいな)をすり抜けて 星座を描いてく
* * *
016
こよい つきわあかるくて みえないかもしれないと
そらをみあげて つぶやくこえ した
しかたがないと ただ
048
みえないものがみたくて みみをすませたけれども
あのひかんじた きらめき みえない
そこにあるはず でも
119
つきのひかりにまぎれ ふるほしのしずくのなか
ぬれそぼち
134
まなつのよるにふるあめ かがやくいとが
たがいのきおくまでおりあげてゆく
うつくしくおもえたもの いとしくだきしめてた
かいなをすりぬけて せいざをえがいてく
ペルセウスの雨
http://piapro.jp/t/SSkj への投稿作品です。
4/18 今年→今宵に修正しました。
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