ため息ひとつで君だけ丸まり
両耳ふさいで勝手な続き
言いたい事さえ無いよな振りして
『幸福論』ぼろぼろマニュアル本
届かない君に 伸ばした指で
エールを綴る ノートの上
ねえ 「わたし」は「ぼく」で「おれ」で
世間が決めた枠を外す
「きみ」は君が見せてよ
君の音で
夜中に君だけ見返すお天気
両目を開いて寝られず次
知らない声さえ沁みつく気がして
『感情論』散り散り用済み本
遠すぎる君が 伸ばした指で
コールを送る ノートの上
ねえ 「わたし」は「ぼく」で「おれ」で
世界が決めた針も外す
「きみ」を君にあげてよ
君の音で
いつか 夜が
朝になるまで 歌わせていて
ご飯が美味しいだとかさ
夕焼けが綺麗だとかさ
世界があふれるほど素敵なこと
気付ける君をね 見ていたいの
『ずっと傍にいて』願わないことはないけれど
そこにいく君でなきゃ仕方ないな
ねえ 「わたし」は「ぼく」で「おれ」で
世界が決めた枠に歌う
「きみ」を君に魅せるよ
君の音で
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