Ruina Sancta

しばらく放置していたオケに詞を乗せました。
一部微妙な部分もあるので改変可能性有り。
イラスト募集用にアップしております。

6/8拍子から3/4拍子への変拍子となる間奏が一番の聴かせどころなのですが、そこに注目してもらえるかどうかは若干心配。
タイトルはラテン語になっていますがこちらも変更の可能性有り。

以下歌詞


時を忘れた苔生す階段
閑けさを湛えただこの地に眠る

斜陽射し込む崩れた壁面
己が使命を捨て去るかの如く

守り果てるを命とし名も残らぬ魂と
過ぎ行く時代の果てに傷つき遺された影
彼の威容を亡くした廃墟が語るぞ世の儚き

生命懸け誰が為　歴史の邂逅
名を賭して身を尽くし　護る物が有る故
降り積もり重なる　星霜の果てに
そこに何かが残るとただ信じながら


鼓動が繋ぐ存在の証
現の宿命に抗うこともせず

短い影が並んだ教会
刹那の福音に真実を込めて

残された時間を知り未だ揺るがぬ決意は
せめて記憶の中では互いに穏やかにと
心を押し殺して涙も捨てた悲痛な笑顔

「行かないで　行かないで」　言葉にできず
量り得ぬ矜持がそこにあると知るが故
「ただ生きて、生き抜いて」　背を向け呟く
己への言い訳に過ぎぬと知りて尚


月影に囁く悲哀の旋律
それぞれの覚悟が惑うこと無きようにと
凛と立ち眼を開けて想いを込めて
夜明け前の彼方へ　最後のアリアを

生き抜いて　生き抜いて　呼ぶ声は遠く
彼の人の面影も消ゆる地上の果てで
祈り　愛　願い　未来　全てを包んで
爆ぜるように　昇るように　燦きを遺して