S0
ねえ
世界のフラスコを
抜け出せたら
何するか
ねえ
君に投げて
ボクは空を見る

A1
ねえ
メガネの奴すべて
清楚な訳じゃないだろ
三つ編み歌うから
屋上は好きなのさ

B1
君はどうだ
晴れ色のガラスに
閉じ込められてないか

不真面目だって
いいんじゃない
ヤケドしたって
いいじゃないか
それなり 付き合うよ

S1
ねえ
ボクらはいつからか
弾かれ 不自由遊び
ねえ
何か作らないか
思考実験


A2
ねえ
スカートはたいたら
夏の粒子消えて散る
アイスの当たり棒
早く出してみてくれ

B1
人付き合いはどうだ
冗談だって 沈むな
飛行機雲なぞろう

認めたって
いいんじゃない
泣いてみたって
いいじゃないか
それなり 知ってるよ

S2
ねえ
ボクらの持ち物は
笑えるほど
足りなくて
ねえ
出しあってみないか
センチメンタル

C1
トロッコの先
箱の猫も
電気海馬も知らない
言葉の振り子で
靡くリボンで
からかえるのなら

D
大人でないのに
雛にも戻れない
うずくまるその身に
我知らず
手を伸ばす試行

S3
ねえ
平行未来たち
当てはめて
シミュレーション
ねえ
鍵の奥で
振り向くボクへと

S4
ねえ
世界のフラスコを
抜け出せたら
何するか
ねえ
何か
残さないか
思考実験



【譜割り・()は一音分】

S0
(ねえ)
せかいの
フラスコを
ぬけだせ
たらなに
するか
(ねえ)
きみに
なげて
ぼくは
そらをみる

A1
(ねえ)
めがねの
やつすべて
せいそなわけ
(じゃ)ないだろ
みつあみ
うたうから
おく(じょ)うは
すきなのさ

B1
きみは
どうだ
はれいろの
ガラスに
とじこめ
られてないか

(ふま)じめ(だっ)て
(いいん)(じゃ)(ない)
(やけ)どし(たっ)て
(いい)(じゃ)(ない)か
それなり
つきあうよ

S1
(ねえ)
ぼくらは
いつからか
はじかれ
ふじゆう
あそび
(ねえ)
なにか
つくら
ないか
しこうじっ
けん


A2
(ねえ)
スカート
はたいたら
なつの(りゅ)うし
きえてちる
アイスの
あたりぼう
はやくだして
みてくれ

B1
(ひと)づき(あい)は
どうだ
(じょう)だん(だっ)て
しずむな
ひこうき
ぐもなぞ(ろう)

(みと)めたって
(いいん)(じゃ)(ない)
(ない)てみ(たっ)て
(いい)(じゃ)(ない)か
それなり
しってるよ

S2
(ねえ)
ぼくらの
もちものは
わらえる
ほどたり
なくて
(ねえ)
だしあ
ってみないか
センチメンタル

C
トロッコ
のさき
はこの
ねこも
でんき
かいばも
しら(ない)
ことばの
ふりこで
なびく
リボンで
からか
えるのなら

D
おと
なで
ないのに
ひな
にも
もどれ(ない)

うず
くまる
そのみに
われ
しらず
てをのばす
しこう

S3
(ねえ)
へいこう
みらいたち
あてはめて
シ(ミュ)レ
ー(ショ)ン
(ねえ)
かぎの
おくで
ふりむ
くぼくへと

S4
(ねえ)
せかいの
フラスコを
ぬけだせ
たらなに
するか
(ねえ)
なにか
のこさ
ないか
しこうじっ
けん
.

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

「ねえ」の思考実験

眼鏡で三つ編み、一人称はボクの女の子と屋上にいる情景です。
女の子と「キミ(聴き手)」はそれぞれの環境になじめていないイメージです。

Cメロの「トロッコ」「猫」「海馬」はそれぞれ有名な思考実験である「トロッコ問題」「シュレディンガーの猫」「水槽の脳」がモチーフです。

閲覧数:430

投稿日:2015/09/17 20:23:18

文字数:1,332文字

カテゴリ:歌詞

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