ヒラリと　舞う白い雪
ぼんやりと　浮かぶ淡い月
星達は雲に隠れて
一人で泣いてるみたいだね

あの夜　見ていた夜空
あんなに　輝いて見えたのに
あの頃　読み終えなかった
お話しの結末（おわり）を浮かべるよ

今も覚えているよ
いつも忘れられないよ
いつか忘れたいよ
二人の足音（おと）　重ね生まれた鼓動

あの頃　見ていたもの

夢に描いて見ていた　一人
ありふれた恋の話しだけど
悲しいことはヒロインが
私じゃ　なかったストーリー

それだけ・・・


一人で　歩くメモリー
二人で　奏でたメロディー
誰かの　ノイズに乱れて
壊れて響いた不協和音

さよなら　出発のベル
読みかけのまま閉じた小説（ノベル）
貴方を連れ去るように
列車は闇へと消え去った

虚空（そら）に手を差し伸べる
淡い　希望に怯える
閉じた心の中
描かれる偽り　叶えたいと

「さよなら」　虚空（そら）へ投げた

涙流して見ていた　一人
ありふれた恋の話しだけど
悲しいことはヒーローが
私を選ばなかっただけ


どうして　教えてよ
どうして　知りたいよ

とてもね　簡単なことだよ
私の好きな人が私を
好きじゃね　無かっただけだよ

夢に描いて見ていた　一人
ありふれた恋の話しだけど
悲しいことは　ヒロインが
私じゃ　なかったストーリー

いつの日か　二人また出会い
この場所で手を繋ぎ歩む
そんな続き（ゆめ）をまたね　見る

それだけ・・・

一人の・・・

ストーリー・・・

ただ　それだけ

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ひらりと　まうしろいゆき
ぼ（ん）やりと　うかぶあわいつき
ほしたちは　くもにかくれ
てひとりで　ないてる　みたいだね

あのよる　みていたよぞら
あんなに　か（が）やいてみえたのに
あのころ　よみおえなかった
おはなしの　おわりを　うかべるよ　

いまも　おぼえているよ
いつも　わすれられないよ
いつか　わすれたい　よ
ふたりのおとかさね　うまれたこど（う）

あのころ　みていたもの

ゆめに　えがいて　みていたひとり
ありふれた　こいのはなしだけど
かなし　いことは　ヒロインが
わたしじゃ　なかあたすとーりー
それだけ


ひとりで　あるくめーもーり
ふたりで　かなでためーろーでぃ
だれかの　ノイズにみだれ
てこわれて　ひびいた　ふきょうわおん

さよなら　しゅっぱつのべる
よみかけ　のままとじたノベル
あなたを　つれさるように
れえしゃは　やみへと　きえさあた

そらに　てをさしのべる
あわい　きぼうにおびえる
とじた　こころのな　か
えがかれるいつわり　かなえたいと

「さよなら」　そらへなげた

なみだ　ながして　みていたひとり
ありふれた　こいのはなしだけど
かなし　いことは　ひいろうが
わたしを　えらばなかぁただけ


どうして　おしえてよ
どうして　しりたいよ

とてもね　かんたんなことだよ　わたしのすきなひとがわたしを
すきじゃね　なかあただけだよ


ゆめに　えがいて　みていたひとり
ありふれた　こいのはなしだけど
かなし　いことは　ヒロインが
わたしじゃ　なかあたすとーりー

いつのひか　ふたりまたであい
このばしょでてをつなぎ　あゆむ　そんなゆめをまたね　みる

それだけ

ひとりの

すとおり　ただ　それだけ



（）内は字余り箇所です。一音に二文字詰め込むイメージでお願いします。