鍵物語

ヤヅキ

心の奥から零れ落ちた何かを拾っても偽物なのかと疑う
「バラバラになってさ　僕から抜けたら　楽かな…違うか。」と呟く声

「分かんないよ。」心の中答えていた

僕が鍵を掛けてすべて仕舞う事は
出来ないし離れたくて逃げ出して　でも戻る
僕が僕を見てる全部が嘘になって
鍵掛けて閉ざしたら嘘の顔出来るかな　物語の中で

夢の奥僕が居て　触れてみた物語
君も居てどうしても届かない　触れられないよ
僕と君の記憶の変えられない過去に思い焦がれてた

僕が鍵を掛けてすべてを嘘にしてみて
君が僕を見てる全部が嘘になって
鍵掛けて閉ざしても　笑う顔見れるかな　物語の中で

「分かんないよ。」

分からない　物語の途中だから
分かるまで　僕は物語を進む

僕が鍵を開けてすべて分かる事は
出来ないし　だけど今知りたくて　知りたくて
僕が僕を見てる全部を知った時
君の事笑わせてみせる事　出来るかな

物語の話でさ夢の奥心の中　触れてみた物語
君がいて僕がいる　それだけで　それだけだ