哀しみ抱いた裏に滲む愛しさの憂いと
鏡に映った僕の姿を 君はただ見つめ続けている

恋し焦がれ 裂かれ咲いた 花びらは無機質で

孤独な夜に白銀の月影

螺旋を描く宙の回廊
凍えたメロディ この身に寄せて
その胸 響く鼓動を 静寂の中に攫い奪い去るまでは
君の手を離したりはしない


哭きすがるだけの人々を憐れだと思った
貼りつけたような薄い言葉じゃ君の心には届かない

壊し壊れ 零れ落ちた 輝きに魅せられて

迫る夜明けに空白の回廊

まほろばに咲く永久の花
声なき声が君の名を呼ぶ
運命の鎖で繋がれた意志を覆せたなら
魂は罪の十字架を背に負う


白む空には空白の月
生命のメロディ その身に沁みて
背中を預けている君の温もりが消え去ってしまうその前に
僕がどうなっても

螺旋を描く宙の回廊
凍えたメロディ この身に寄せて
運命の鎖を断ち切り 解き放たれた意思たちは永遠を得る
君の手を離しはしない


目覚めたその人は泣いていた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

『空白の螺旋回廊』

ぶんぶんPさんの曲への応募用(期間内連絡済)

※補足
白銀(しろがね)
宙(そら)
鼓動(おと)
攫(さら)
哭き(なき)
永久(とこしえ)
運命(さだめ)
白む(しらむ)
生命(いのち)
永遠(とわ)

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投稿日:2016/01/30 21:34:29

文字数:420文字

カテゴリ:歌詞

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