蛍の横笛


大好きなことを大好きな君へ 今。
一つの軌跡がほらキラリと光った
ひと夏の恋で終わるとしたっていいの
今だけでいいから少しだけの夢を見せて
ねぇ…


ひらひら舞い散る
桜の川泳いできた
くるくる巡って
出会えたこと嘘みたい
まだまだ足りない
少ないから恥ずかしいけど
ぱらぱら集まる
人の波で手を繋いだら


溢れ出した想いは
涙になり頬を伝う
我慢してた思いをぶつけ、叫び、君に届いた？


大好きな君へ大好きをあげる そうだ、
こんなのもいいかな？ 一度だけのキスして？
言いかけた言葉止めてみせた私の
唇震えた 少しだけの頑張り
ほら、ねぇ…


キラキラ星色
空見上げて息を飲んで
あの星たちみたいな
出会いをできたらと
そろそろいいかな？
人の波が多くなれば
ゆっくり手を取る
組んでみたり… 初めてだった


溢れ出した思いは
今日だけじゃない今までの
抑えていた思いを、晒せ、飛ばせ、君に届けば


大好きな君の大好きが欲しいから
見上げると花火 あともう少し近くへ
始まればそこは賑やかな祭り道
今だけ抱きしめ笑いたいな大きく
ほら、ねぇ…


私はひと夏今だけ光ればいいの
全力背伸びだ　お願いほら、キスして
言いかけた言葉止めてみせた私の
描いた光で伝わるかな 大好き。
ほら、ねぇ…？


いつか…
また会う
いつか…
また会える