--please see only me.--

「あなたにイイコト教えてあげる」
見えない鎖で繋がれた
檻には1つの果実
熱を持った瞳に捕らえられたら
もう逃げられない

「こっちにおいで」
甘い吐息に犯された激情は
収まることを知らない
captive for you
どうかあなたに酔わせて

甘い甘いliquor　
貴方と混ざれば格別なの
絡まる指に
蜜をコーティングして
夜が明けることを知らない
私に快楽を教えて
記憶に残る愛撫で楽しませてよ
何も考えれなくなる毒を持った
キールを頂戴？

憂いを帯びた眼差しは
私を逃がそうとしないの
夢見心地でしょ？
あなたにだけこの蜜を
味わわせてあげる
　
たった一度きりの夜会は
どちらかが果てるまで続く
頬に触れた髪は
夜光を纏って
私を魅了するの

what do you want me tonight?
甘くて苦い恋情が肌を伝う
そっと指先で背中をたどり　
今宵も二人だけの舞台に華を咲かすわ
時間を止めて　
私を愛して　
あなたの熱しか欲しくないの

心を惑わすliquor　
ギムレットが私を掻き乱すの　
身に付けていた首輪は
いつしか外れていた
私を映していた瞳は霞んでいて
抜け出せないクレバスに落ちてって
残り香すら与えてくれなかった
ねぇ、あなたの灯はどこへ行ってしまったの？

飢えた瞳　渇いた喉　
満たすモノは私を置いていなくなった
苦くとろけだしたこの身体を
強引に奪いに来てよ

淡く消えたliquor
貴方と混ざれば格別だった
解けた指は交わることはなくて
夜が明けるまで手招くの
熱を与えてくれた指先が
もう這うことはない
甘美な快楽は傷みだけ残して
結んだ永遠を切り離した