昔とある王様は 千のししの毛皮に
身を包んだ少女に 出遭ったそうな

なんと不思議なものよ うろに暮らすは辛かろう
我に仕えるならば 其処な城に迎えよう

私メヲ使ヒマセ 永遠ニ国ハ栄エマセウ
やがて全て少女の 言ったままになりました
それはただの寓話 今は塵に埋まる過去に
デイジーベルを捧げましょう
悲しいはるの歌を


ある日の舞踏会に 金の糸と硝子の
ドレスを着て少女は やってきました

なんと麗しい姿 はてこれは何処の姫か
騒ぐ皆に少女は 悲しい顔で云いました

誰カ在ルガ侭ヲ視レヌカ
私メハ此処ニヰルノニ
皆ガ観シハ千枚目ノ皮
人ニアリマセヌ
己ガモノモ判リ得ヌ程ニ
人ハ愚カナリヤ

少女は消えて 国は廃れ 森になったそうな
それはただの物語 いつか誰かの見た夢
さあさ 夜も更けたわ 蜜の様に甘い林檎を
一口だけ齧ったら ほら おやすみなさい


オヤスミナサイ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

Allerleirauh

Allerleirauhの歌詞です。

◆曲: http://piapro.jp/t/imXJ
◆instrumental ver.: http://piapro.jp/t/e_9q
◆歌詞の補足: http://piapro.jp/t/X3aD

閲覧数:487

投稿日:2011/12/12 21:03:18

文字数:391文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

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