ある日気づきました。
ぼくの真ん中に
ぽっかり開いた
穴があるって。
風通しが良すぎて
苦しくなってきました。

あんなに重くて熱かった
肉の存在が今では
こんなにも恋しくって
切ないなんて。
思いもしませんでした。
 
夏場には
ちょうどいいです。
風がくぐり抜けて
とてもとても
心地良いです。

それがどうした事でしょう。
季節が冬に向い始めた頃から
だんだん だんだん
寂しくなってきて…
 
今でも君の事をぼくは恋しく思うわけで…
あなたがそう思わないとしてもぼくはずっとずっと想うわけで…
「愛したい。」いえないキョウカイセンのはざまで
ぼくは、今、立っています。

――コノ声ガ届ク頃ニハ、君ハモウ居ナイダロウ。――

今でも君の事をぼくは恋しく思うわけで…
あなたがそう思わないとしてもぼくはずっとずっと想うわけで…
「愛したい。」いえないキョウカイセンのはざまで
ぼくは、今、立っています。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

胸の穴

閲覧数:185

投稿日:2013/08/17 14:33:10

文字数:404文字

カテゴリ:歌詞

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  • ミニッパ

    ミニッパ

    使わせてもらいました

    歌詞のご提供ありがとうございました。
    曲を作ってみたのでご報告いたします。
    http://piapro.jp/t/JOKb

    感想
    確かに、「歌詞」というよりは「詩」の印象が強い作品ですね。
    通常はまず「詩」である時点で「歌詞」としてはあまりよろしくないイメージで見られるものですが、あらかじめ「詩」作品として打ち出しましたと宣言することで逆に独特の雰囲気を持った「歌詞」として成り立つことができていると思います。
    このような狙いをもった作品の場合には、歌詞として成立させるためのさまざまなお約束を守って体裁を整えようとすると逆効果になると思うので、この系統の歌詞は独自の路線を貫いて欲しいと個人的には思います。

    語りに似た雰囲気の曲になるよう努力してみましたが、ご期待にそえているかどうか。
    私が造っている自動作曲ツールは音程の乱高下がひどくて歌いにくい曲になってしまう問題を初期の頃には持っていました。
    それを解決するため、また、テレビ番組「嵐にしやがれ」でさだまさしさんが教えた作詞作曲講座のコーナーを見たときに、単語のイントネーションに逆らうメロディーはいかん、といっていたので、歌詞入力時にイントネーション指定をしてそれにそった音程を付ける機能を追加しました。
    出来立てオスカルさんがコラボの曲に感じた「語りに似た」雰囲気はたぶん、その機能によるところが大きいのではないかと思いましたので、今回は歌詞全体にイントネーション指定を付けて作曲してみました。

    2013/08/18 13:49:24

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