最低

ののど

bpm148

最低。
最低だ　
ばかみたいに期待をした
弁解もないの　憎む隙で許されて

偶像だったんだ
誰かばかりを崇めて
共感もないわ
取り回しのいい愛で

惨めさと憧れが
夜の喉にまたつかえた
何回だって傷ついて
都度に皮膚を削る
「経験だ」って済ませて
取り繕う虚しさが
私のいのちを磨くか

最低、最低だ
繰り返した上塗りを
忘れられなくて
うめき声でかき混ぜた

憂鬱と哀しみを
夜の底でまた重ねて
限界だって目を閉じた
騒ぎ出す怨みが
安易なんだ「病み」とか
型どおりに押し込めて
わたしをわかったつもりか

静寂と喧騒が夜の窓にまた響いて
散々だって音を上げた
今日も回遊して
後悔なんて今さらできないんだと
嘆いては昨日を忘れるみたいに
嘘ばかり信じて