自分を殺す旅に出た
窓は透明に染まって
ここにいた証もないほど
ぼくの首を絞めてく


半袖が少し寒くて
あぁ、夏が消えていく
赤に埋まって霞んでた
ぼくを生んだ季節だ


履き崩した靴が、
そろそろ壊れてしまいそうだった
あれからどれほどたったのか
忘れられるはずもない


痛みなど、辛くも感じない
だけど君を殺した季節が憎くて


自分を殺す旅に出た
窓は透明に染まって
足を踏み出すのも出来ないや
こころが死んでいく


ぼくの瞳を溶かした
あの日の君の笑顔が
脳髄を焼いてたゆたって
しずくが、地面を濡らす


自分を殺す旅に出た
窓は透明に染まって
ここにいた証もないほど
ぼくの首を絞めてく


あの日の君に逢えたなら
ぼくは空にとけていく


さよなら

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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僕と死別

故人を忘れられず、自分を押し殺す人の歌。

閲覧数:221

投稿日:2015/09/06 20:39:45

文字数:334文字

カテゴリ:歌詞

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