青い炎が時を透き 冷たい町まで谺する
不可視の熱と光をたたえ 地下の水辺をふるわせる

    掬ってみたならひとみのはざまに
       蒸留水のひとしずく
   割れたグラスのひとかけらまでも
       水晶体のひとつぶに

  過ぎしを追えぬはひとの世のつね
      改札付近のひとだらけ
  奇妙なオブジェはひとりだけ
  待たせてみるのはひとりごと

 浮かせてみたのはひとえにさかなで
       精製水をひともじに
   割れたガラスをひとつかみして
       水晶玉のひとまとめ

    放っておいたらひとごとみたいに
      挨拶付近のひとごみに
  奇妙なサブジェはひとしきり
  持たせてみるのはひといきに

唇融けた雪の結晶 はじけて空へ染み込むままに
己の炎を絶やさず還る 火爛水透 ひとみずへ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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火爛水透

title:カランスイトウ

爛は光り輝くの意。
火爛水透とは、火のように自ら輝く一方、水のように他の光を受け入れ、透き通すさまを表す。
造語。使い道は特にありません…

閲覧数:158

投稿日:2012/08/19 13:32:59

文字数:375文字

カテゴリ:歌詞

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