ジャケット

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「ヤドヴィガの寝室」 inst

ほのあまい季節の晴れた朝に

ガラス花瓶の底が光で濡れた

取り残された真白な月も

青さをより飾る、空に映えた



「綺麗なものほど触れられない」と

若い日の恋がそうであったように



話す声には安らかな愛おしさと

指先には柔らかな肌の鼓動

分かり合えたつもりでいたのに

瞳の奥、わからないことばかり



「全てをこのまま笑っていたい」と

振り返る過去が無い子供のように

ただ、それだけでいいのに



私はあなたを、あなたは私を忘れ

鮮やかに咲いた日々も枯れてしまう花だと

そうして、なにもかも思い残すだけなのに

言葉だけでは頼りない

まだ腕の中、眠らせて



木々達が風に葉を散らしていたこと

緑が消えた頃になってやっと気づくの

もしも私が秘密を持ったとしても

それはただ、美しく生きようとしただけ

このまま思い出になってしまわないように



私はあなたを、あなたは私を見つめ

歌う恋に涙の詩を綴る時が来るのだろう

そうして、なにもかも思い残すだけだとしても

まだ今は夢の中

お願い、どうか

覚めないで

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投稿日:2018/11/23 22:18:00

長さ:05:10

ファイルサイズ:5.9MB

カテゴリ:ボカロ楽曲

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