底冷えする花弁のなか
心臓は青く血を巡らせる
凍る意識はゆめうつつに
失った体温を求めている

死んだ秒針を握りしめて
君を待つだけ 空く

僕を眠らせた 呪いのキスが恋しい
君が注いだ 薄荷の唾液が
まだ 残ってるような気がする -89℃
Cold Sleep 魔法は、溶けない。


何百年 何千年 何万年
君への愛は 変わらずここに在る
死を想うより 果てしない
骨が腐っても 白く輝いて視えた 憶い

死んだ秒針を突き立てて
透ける 氷の棺を壊したい

僕を眠らせた 温かい掌が恋しい
君が躊躇うように触れた首筋に
まだ 残ってるような気がする 37℃
Cold Sleep 魔法は、溶けない。


どちらが苦しいのかな
忘れてしまうこと 忘れてしまえないこと
青ざめたこころは 壊れて使いものにならない
僕はまだ 冷たいまま 涙も張りついたまま
ハッピーエンドの可能性を探している

君を待つだけ 永久に

僕は眠りつづける 今も
君を愛した罪を償うための夜は明けず
途絶えた朝の残り香に包まれて 安らう
また 秒針が動き出すまで おやすみなさい

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

Cold Sleep

閲覧数:208

投稿日:2017/03/12 20:34:24

文字数:478文字

カテゴリ:歌詞

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