木の葉の舞い落ちる頃
誰も知らない空を
見上げてた ふたりきり
その淡い色

それから君は言うんだ
「僕はこれから風に
薄れてく雲の上
その景色見にいくよ」

弾け飛ぶ水風船のように
色を亡くす 割れていく 壊れていく

綺麗な言葉がどうしても
言えなくて 君を刺していく
僕の幼い心
あのとき言えてたらとかさ
後悔なんて遅すぎんだって
わかってるよ…君を忘れていく

夕陽に飾られていく
音を透かした空を
見上げてた ひとりきり
あの澄んだ色

それから君は言ってた
「僕はこれから黒く
染まってく空の中
浮かぶひとつになるんだ」

はりついた星々の()よう()に
代わりはいる 君の場所は 僕に代わる

消えてく君を見つめてた
癒えなくて 滲み出る虚(うつろ)
僕を響かせていた
今はもうきこえないけれど
心にいてくれたこと 忘れないよ
死んでもきっと


傷だらけ 痣だらけになって
赤と青混ざり合ってそれでも抱きしめてくれてた
君に僕はなんて言った…


どうして気づけなかったんだろう
君の優しい温もり
言葉になんてできないほどの
かえりたいなんて今更さ
言えないけれど
僕も誰かのそばで
寄り添って
君みたいになれたらな

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君に憧れ、空、後悔

おうぼ

閲覧数:146

投稿日:2017/09/28 23:10:43

文字数:516文字

カテゴリ:歌詞

  • コメント1

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  • 沖津 海松

    沖津 海松

    ご意見・ご感想

    それとなく文学的な表現が私好みです……!悲壮感の溢れてくる雰囲気もとても良いと思います。
    応募ありがとうございました!

    2017/09/29 23:31:58

    • 灰白

      灰白

      ありがとうございます!
      あとですね、書き忘れていたことがありまして
      ()があるところはのばすところです!
      失礼しました、選考のほどよろしくおねがいします!

      2017/09/30 15:10:06

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