イノセンス
降り積もる 雪よ さあ
白く世界を浄化して
てのひらに そっと受けた
雪結晶 赤く溶けて 伝い落ちた
ふわり浮いたままの 両の足
己の立つ地すら 知らぬまま
戦場舞い踊る
鮮血の戦乙女(おとめ)
地を駆け抜け 迷いなき瞳
奮迅と突き進む その姿
一騎当千の 碧き獅子
私の名を呼ぶ声 心震えた
力強い腕で 優しく導いてくれた
ひらり降りた爪先
ここに居て いいのだと
そう 赦された気がした
柔らかい 月を見上げ
穏やかな 風を聞いた
朝にはまた 戦場の嘆き
どうか 今だけ安息を
隣を見れば 貴方がいた
知らない感情
貴方に差し出され 白い花
意味も分からずでも 手に受けた
碧き獅子の染まった頬
二人で笑ったね
「この戦い終わったら・・・」
その言葉の先
促す事出来ずに そのまま別々の地へ
分かれた二人の道
その先の 深淵に
嗚呼 気付く術はなくて
朱に染まる 咎の地で
ただひたすらに 戦っていた
消える世界 止められなくても
どうか 未来に福音を
限りなく 募る思い
今なら分かるの
風よ 伝えたい言の葉を
雪よ 白き花になって
彼の人の下へと
降り積もる 雪よ さあ
限りない未来 私に見せて
動かぬ身体 溢れる涙
赤い大地で
紡いだ恋唄
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要するに責任取るのが嫌なだけなんでしょ
おびただしいほど言い訳したって
決断するのも判断するのも あれもどれもこれも
誰かに代わってもらいたいんでしょ
そんなあ...PERFECT DOGMA
かづゑ屋
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