(Aメロ)
夕暮れの真ん中に二つのほどけそうな影
繋いだ指の先に僅かな力をこめた

(Bメロ)
さよならの声は蝉時雨に掻き消されて溶ける
また会えるからと優しい嘘 残して

(サビ)
夕陽に燃ゆる背中 別れを告げた空よ
季節が巡り一年(ひととせ)が過ぎた今も変わらずに

(Aメロ)
流れる夏の匂い あなたを思う温度に
何かを避けるように俯いて瞳閉じる

(Bメロ)
孤独に震えた私の手を
手繰り寄せて眠る
思い出したのはそんな夜の温もり

(サビ)
もう一度 もう一度だけ あなたに触れた日には
二人の契り果たせない きっと二度と離せない

(Cメロ)
はぐれた道の途中 子供のように泣いてる
燃えゆく背中をさがしてた

(サビ)
叫んだ 胸の奥にくすぶり揺れる炎
茜の空に溶けるとき消えてしまう

それでも

(サビ)
どうか叶うのならあなたに手を伸ばすの
二人の契り果たせない それもいいわ あなたなら……

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

契りきな

歌詞募集(http://piapro.jp/t/3JoU)に応募させていただいた歌詞です。
前バージョンにひらがなの譜割りがあります。
元は応募用ですが、よろしければお使いください。

契りきな かたみに蝉の 声を聞き 天の川をも 渡るまじとぞ
<訳>互いに蝉の声を聞きながら約束しましたね。天の川を渡らないように、もう二度と会わないと。

末の松山より本歌取りしてみました。とか言いながら歌詞本体は現代語です。なんだそれ。

ということでテーマは『二度と会わない約束』。
好き合っている男女のそういった約束はとても悲しいものです。ずっと耐えて守り続けてきた約束を、ある日突然反故にしても構わないと考えるくらいには、辛いと思います。

閲覧数:237

投稿日:2013/07/24 05:06:51

文字数:406文字

カテゴリ:歌詞

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  • kashiwa

    kashiwa

    ご意見・ご感想

    こんにちは、kashiwaと申します。
    この度は歌詞をご応募して下さってありがとうございます!

    直接的な表現は使われていないのに、主人公の寂しさがこちらまで伝わってくるような切ない詞となっていて、読んでいてかなり胸に来ました!
    ラストの、約束を破ってまで会おうと願ってしまう情景がすごくドラマティックですね。

    改めて、素敵な歌詞をありがとうございました。選考が終わるまで少々お待ち頂けると幸いです。

    2013/07/27 16:02:15

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