ゆらり舞うは椿の
暗がりに萌ゆ紅
甘美な香を纏った
白き素肌を彩る


玻璃(ガラス)の瞳は虚と
蜉蝣を追いかけてる
君に注ぐ灯は
標にさえもならない

嗚呼、棄てられた君と
僕の失くした両手は
嗚呼、触れ合うことなく
温もり探す

見世物小屋の中
糸車を回して
カラリ カラリ 滑稽な
戯びだけが踊る


内臓(ナカ)を喰らう口元
飛び散る赤の花弁
艶やかさを孕んで
覚束ぬ時 彷徨う

嗚呼、手を叩く音で
言葉は掻き消される
嗚呼、届かぬ想いは
視線に乗せて

見世物達の性
僕等はただ嗤われ
どろり どろり 心さえ
隠し鬼のように


嗚呼、徳利児の恋路
抱き締め方も知らずに
嗚呼、慰めの唄も
醜い調

見世物小屋の中
人間(ヒト)の目に晒されて
くらり くらり 諧謔な
ただ愛の真似事

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

其ノ娘 見世物ニツキ、

志槻 黎様「其ノ娘 見世物ニツキ、」 http://piapro.jp/t/F748 へ応募。

少女椿アニメ版で見ました。
こえー… でも最後まで見ました(*_*;

閲覧数:297

投稿日:2011/12/30 12:14:11

文字数:348文字

カテゴリ:歌詞

  • コメント2

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  • 寺保

    寺保

    その他

    ここで返信するつもりが、また個人メッセで送ってしまいました…(/_・、)

    2012/01/05 09:07:29

  • 寺保

    寺保

    その他

    前にひらがなアリ…って書くの忘れた^^;

    2011/12/30 13:39:54

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