『揺蘭歌(ようらんか)』
Lyrics&Music&Arrange:汐日
Vocal:月代はくぽ(by.とまと)
Chorus:和音マコ(by.とまと)


月代はくぽ:
木の葉ひらひら 色めく山の端
今宵も 木犀の香がはためく
闇に溶け入る美しき君の 嗚呼
御髪と風を追ひて

裾元に広がる かの住処は
龍に戦慄く 声ぞ凪ぐ
波打つ調べとは うらはらに
月影は甘やかに薫る


和音マコ:
怒れる神の雷号を
人はその耳で確かに聴いたと云う
月代はくぽ:
娘を授かりし 願掛けを
我が父は未だ果たさずと


月代はくぽ:
踊れ踊れや 曼珠沙華
月の明さを数えど
想ふのは君のことばかり
君はいま 何処に佇むか

謡え謡えや 雪月花
幾ばくの時を 殺せども
どうか その花弁を散らして
かの人のもとへ この声を

yai do ri sa ri ni(ヤイ ドゥリ サ リニ)
yo wisa yai charu ni(ヨ ウィサ ヤイ チャルニ)
san nya sa ho ye sa(サン ニャサ ホ イェサ)
ru ja i ni na(ルジャ イニナ)


月代はくぽ:
祈りの下に生れし娘を
人は鬼とぞ囁きぬ
それでも君は唯 やはらかに
朝露(つゆ)に濡れた笑みぞ 落としける

和音マコ:
海原を蹴り 天を駆け
漸く辿り着いた其処は 神の社
月代はくぽ:
時の悪戯に涙すれど
君は其処には在らず――

和音マコ:
shue d eran tie(シェデ ランテ)
lu tier i nia(ル ティア イニア)


和音マコ:
眠れ眠れや 安らかに
薄紅の夢を 抱きしめて
忘れても良い 貴方さえ
倖せならば

wa zie hi fa or de hi jar(ワ スィ二 フォルデ ハヤ)
sol til o hyu de ida(サ ティルゴ ユディ イダ)
do veira cuel sa kayei(ドゥ ベラ チェサ カイェ)
dul hi vis e ha(ダルヒ ヴィサ ハ)

sa jar re a no mor ii(サニャラ アノモリ)
edul ni dal eha(エドゥ ニダ ウェハ)


月代はくぽ:
踊れ踊れや 曼珠沙華
舞い狂う 龍の首に
我らを縛る銀の刃
今、突き立て宵を切り裂かむ
和音マコ:
祈りの下に生まれし娘は
村を惑わす龍となる
それでも懐かしき面影は
今もこの胸にぞ燃ゆる

月代はくぽ:
謡え謡えや 雪月花
輪廻の緒を 断ち切れども
どうか その命(しろ)を散らして
かの人のもとへ この唄を
和音マコ:
海原を蹴り 天を駆け
二人を分かつのは哀しき御伽噺(ものがたり) 嗚呼
どうかこの命を散らして
あの唄を――

yai do ri sa ri ni
yo wisa yai charu ni
san nya sa ho ye sa
ru ja i ni na

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【和音マコ・月代はくぽ】揺蘭歌【歌詞】

大学の講義で習った申し子譚をイメージしながら作成しました。

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投稿日:2011/08/20 06:46:53

文字数:1,222文字

カテゴリ:歌詞

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