Ref Rain

Music/Movie シュマ
Illust あおばゆきち

通り雨が不意に襲った
鈍い今を沈めるように
泥濘んだ僕等の道は
脆く優しく流れてく

一つ屋根の下に二人
嫌に冷めた体に気付く
覗き込んだ君の目には
黒い雨雲が映ってた

そう 音も無く近づいた
君と僕 分かつ雨
止まない雨は無いと信じてたけど
冷え切った君の手は
僕の手を振りほどき
同じ傘を拒んだ

ねぇ どうして?
土砂降りの中に立ち尽くす
僕はただ 僕はただ
ひたすらに叫んではみるけど声は
届かない 届かない

君と僕の 香りがそっと
燻る雨に 飲まれてく

いつもよりも広い傘で
なごり雨の街を探す
二人を写す雨粒は
飛沫を上げて弾けて消えた

そう きっともう気づいてた
君と僕 分かつ雨
引き伸ばした恋を 雨が穿った
傘が踊る水たまり 映るのは一人きり
雨に滲んだ僕だ

ねぇ どうして?
僕だけを塗り消す雨は
降り止まない 降り止まない
ひたすらに 藻掻いてはみるけど君は
もう見えない もう見えない

君の頬の 温もりがそっと
霞む雨に 飲まれてく

(傘が無い 傘が無い)
(君は何処 君は何処)
(雨が降る 雨が降る)
(僕は此処 僕は此処)

(傘が無い 傘が無い)
(君は何処 君は何処)
(雨が降る 雨が降る)
(君はもう)

ねぇ どうして?
土砂降りの中に立ち尽くす
僕はただ 僕はただ
君の事 誰よりも大好きだから
Ref Rain

さよなら
この雨はじき上がるだろう
それまでだ それまでだ
心は狂おしく過去に縋って
痛むけど 痛むけど
いつの日か
想い描いた虹の向こうで
また会おう また会おう
幕引きに せめて笑顔を手向け彩ろう
ありがとう ありがとう

濡れた体の 温もり抱いて
雨は降り続ける

君と僕の 香りがそっと
燻る雨に

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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Ref Rain

閲覧数:79

投稿日:2014/07/16 19:07:54

文字数:779文字

カテゴリ:歌詞

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