「甘い香り」 inst
微か揺れる淡い陽の欠片、透き通した鼓動
若すぎる、僕等は腕の中
遊ばせておいて
話す声も、笑った声も柔らかに届く
触れた手が暖かさを知る
「まるで春の花のように消えてしまうけれど、いつまでも私に恋をしたままでいて」
君が大人になって
変わらず明日を望んで
過ぎてゆく儚さにも気づかずにいれたなら
いつか別れがくると思いたくはないんだ
今はただ、火照る頬を冷ます風に吹かれていたいだけ
眠る度、青い木々の葉と共に亡びゆく
その髪の甘い香りさえ忘れてしまうのだろう
僕が大人になって
変わらぬ明日を願って
朽ちてゆく美しさも気づかずにいれたなら
全てに終わりがあると思いたくはないんだ
今はまだ、
鮮やかに暮れる日々が光を失くしたとして
閉じた目が、ふと君を探すように夢を見る
いつか別れがくると思いたくはないんだ
今はただ、綺麗な景色を二人で歩いてたいだけ
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