図書館の貸し出しカード 同じ本 二つ前に
また君の名前 みつけた
プリントを綴じるファイル 同じ型 同じ色
ステッカー貼って 区別

コンビニでお目当ての おにぎりは売り切れて
君の机の上にある
怖いくらいの偶然 それとも必然

恋愛ってきっと 自分にないものを求めて
欠けたピースを探す旅のこと
だからきっと違う この気持ちは
君のことは「すき」だけど

ともだち
きっと私達 ずっと昔宇宙ができたころ
ふたつに分かれた同じかけら
合わせ鏡の中の私 それが君
欠けたとこも 同じ

「すきなひとができたよ」 私だけが知ってる
だってともだちだからね
怖いくらいに平然 これはね必然

恋愛ってきっと 意地悪な誰かがどこかで
くじ引きで組み合わせ決めてる
だからきっと無理だね この想いは
見事落選した模様

ともだち
きっと私達 宇宙でただよっていたころは
お互いしか見えなかったはず
いつ離れてしまったんだろう その時は
私 泣いてたかな？

恋愛ってきっと 人の一生でいちばんに
あたたかくてうれしいことなんだ
だから

ともだち
きっと私 この初恋みたいなものに
違う名前をつけてサヨナラできる
そしたら明日からはまた 呼んでください
「ともだち」って 同じ顔で