昔々、この世界は
『魔力を持つ一族』と『魔力を持たぬ一族』
2つの一族が在りました
魔力を持たぬ一族は魔力を持つ者の力を欲しがり、
魔力を持つ一族に戦いを挑もうとしていたのでした
キミと僕は友で在り掛け替えの無い存在
そんなキミには内緒にしていた事が在るんだよと
中々言い出せない僕にキミはある日言ったよね
「そんなに言えないなら内緒にしてれば良かったのに」
キミはいつも笑ってくれるけど 感じていたんだよ本物じゃないって
それでもキミは笑ってるけども 全て分ってたんだよだって私達・・・“親友”
やがて強まる力 会う事も出来ずに
すれ違うばかりの私達はいつ会えるのだろうか
それでも大きい 力と風が強く
もうすれ違う事も出来ないと分ってしまった
勢力はそれに勝る新たなる勢力を作り出していく
誰もが武器を手にし、戦いへ飲み込まれていく・・・
そうやって幾多の命の灯が力が消えていったのでした
そして、ついに私(僕)達の番が来たのです
キミは僕の友だけど僕にとって大切な存在
だけどキミを忘れようとしても残るキミの言葉
「キミのその笑顔好きだよ」 言ってくれたキミのその笑顔は本物
それでも何所かで閉じた心が 見え隠れしているのが分っているから・・・“辛いよ”
やがてぶつかる力 巨大な力が
もう止む事の無い大きな風になったのだろうか
それでも大きい 力と風は弱まり
意味の無い戦いだと誰もがそう思い始めた
やがて全てが終わり 何も残る事は無い
これでまた私達は出会う事が出来るのだろうか
それでも大きい 力と風の痕は
全てを狂わせてしまったんだと知ったんだ
2人は会う事は出来ずにそれぞれ違う道へと進んだ
強く願ったあの日の私(僕)の願いは届く事も無く
ただ愛した友の事を生涯忘れる事無く生きようとした
それが『魔力を持つ一族』と『魔力を持たぬ一族』
2つの一族の長の願いだったのだと・・・
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