S1
瞬く白の世界 私を連れていって
あふれ出した夢の物語[ストーリー]
A
降り出した しとしと雨は
北風にふわふわ舞って
街を廻り 白く染めていった
手袋に 初雪のせて
丸い瞳[め]と 長い耳を
付けてあげる 手のひら分の愛込めて
B
窓辺の外 見える影に
「おやすみなさい」と手を振った
ふと気づくと 長い螺旋
光る扉が開いて
ふたつの耳 手招きして
飛び跳ねて消えていった
駆け上って 階段の先超えた
S
瞬く白の世界 落ちてく星に乗って
おどけた瞳で おいでと笑うsnow rabbit
三日月の揺りかごに 星屑の迎え来て
あの夢の国までいこう 追いかけていこう
A
舞い降りた ひらひら雪と
結晶の花の道をたどってゆけば
煌めくお城が見えた
B
お出迎えのふたつの耳
「ようこそお姫さま」だなんて
ふと気づくと 光る魔法
白いドレスに着替えて
硝子の靴 鳴らし歩く
氷の扉通れば
白い耳の仲間たちが待ってる
S
楽しい時はいつも 終わりがやって来るの
「またね」と言う 悲しそうな瞳のsnow rabbit
眩しい光差して 窓辺にはもういなくて
それでもいつか夢の中で
きっと逢えるよね
~かな読み~
1
またたくしろのせかい わたしおつれていって
あふれだしたゆめのすとーりー
ふりだした しとしとあめわ
きたかぜにふわふわまって
まちをめぐり しろくそめていった
てぶくろに はつゆきのせて
まるいめと ながいみみお
つけてあげる てのひらぶんのあいこめて
まどべのそと みえるかげに
おやすみなさいとておふった
ふときづくと ながいらせん
ひかるとびらがひらいて
ふたつのみみ てまねきして
とびはねてきえていった
かけのぼって かいだんのさきこえた
またたくしろのせかい おちてくほしにのって
おどけためで おいでとわらう すのーらび[っと]
みかずきのゆりかごに ほしくずのむかえきて
あのゆめのくにまでいこー おいかけていこー
2
まいおりた ひらひらゆきと
けっしょうのはなのみちおたどってゆけば
きらめくおしろがみえた
おでむかえのふたつのみみ
よーこそおひめさま だなんて
ふときづくと ひかるまほー
しろいどれすにきがえて
がらすのくつ ならしあるく
こおりのとびらとーれば
しろいみみのなかまたちがまってる
たのしいときわいつも おわりがやってくるの
またねという かな
コメント1
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ご意見・ご感想
ttmywrk
ご意見・ご感想
花陽さん
はじめまして。ttmywrkです。ご応募ありがとうございます。
他の方の作品にはないファンタジーな内容ですね。選考の幅が拡がって嬉しいです。
ただ、うさ耳をつけたあざといGUMIを想像した私はちょっとダメな大人かもしれません。
検討させていただきますね。
2012/10/14 23:01:17