アクリルガラス その向こうは
届かないから美しい
幻想だらけ
君の手の冷たささえも知らないで

それでも手と手合わせれば君に
触れたような気がしてた
馬鹿なあたしは

ただ君が綺麗に見えただけで
深い青の中で笑うから  ※青=ブルー
30cmの隔たりなんかもう  ※30cm=30センチ
初めから無いように振舞った

嗚呼

君が生きてる
涙の海水は
あたしには呼吸さえ困難なのに

知ってたよ
同じ世界で二人
生きてなどいけないことくらいは
でもあまりにも
綺麗すぎた君の痛みが見えて
どうしようもなくて

アクリルガラス 向こうで君は言う  ※言う=ゆう

「本当の僕を知らないあなたが僕は好きだよ
知らないままでいいよ
この30cmに僕らは守られてる」  ※30cm=距離

嗚呼

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

アクリルガラス

歌詞応募用作品

http://piapro.jp/t/afVP

○解説

水族館の水槽は厚さ30cmのアクリルガラスでできています。
(50cmのところもあります。場所によって様々)
その水槽の中にいる生き物はとても綺麗ですし、すぐ近くにいるように感じられます。
ですが決して越えることのできない30cmの壁があります。
その壁があるからこそ美しく保たれているのですが…

今回の歌詞はここからヒントを得ました。
近くにいるのに触れられない“君”の心と悲しみ。

多分、水族館で実際に生き物に触れたい!!と思って触れることができたとして、その感覚は冷たかったりぬるぬるしていたりザラザラしていたり…と様々だと思います。
時には不快だったりするかもしれません。

だから“君”は「知らないままでいいよ」と言うのです。

閲覧数:121

投稿日:2011/04/24 14:15:17

文字数:343文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました