月の灯りと溶けた愛しき貴女へと



一つ空に咲いた一番星の光すら
此処へは決して届かぬと
そううまれた煇

二つ先も見えず彷徨う迷い人へ
道を照らし示し穢れ知らぬように



真っ赤な奈落の其処
焔煮え滾る

英雄などと誤魔化して
総てを押し付けて



神頼み他力本願ひとり駆けて行った
貴女の心を想うばかり
今日も雨は降らず

罵詈雑言心ない声人の目にさらされど
貴女の為に生き戦おう
愛しきを守る為に



一つ私にとって貴女は気高きもの
されどもとても近く
共に生きたもの

二つ私にとって貴女は神様のようで
忘れることなくきっと
共に逝くもの



真っ青な空の向こう
天国があると

いつか笑いあったことは
人の夢でしかなく



流れ星見上げた夜もただ立ち尽くしてた
貴女に背負わせたままの私の生きる道

地を這って穢れた夜は貴女が手を伸ばした
それだけでもいい私には何よりも嬉しかった


只、生きて息を続けて
人の心に触れて
蔑まれた私の為に
総てを守り抜いた

讃えられ拝まれようと
貴女は変わらずに
幾千の生く道背負った哀しき雪月花



ひらがな

つきのあかりととけたかなしきあなたへと




ひとつそらにさいたいちばんぼしのひかりすら
ここへはけしてとどかぬと
そううまれたひかり

ふたつさきもみえずさまようまよいびとへ
みちをてらししめしけがれしらぬように



まっかなならくのそこ
ほむらにえたぎる

えいゆうなどとごまかして
すべてをおしつけて



かみだのみたりきほんがんひとりかけていった
あなたのこころをおもうばかり
きょうもあめはふらず

ばりぞうごんこころないこえひとのめにさらされど
あなたのためにいきたたかおう
いとしきをまもるために



ひとつわたしにとってあなたはけだかきもの
されどもとてもちかく
ともにいきたもの

ふたつわたしにとってあなたはかみさまのようで
わすれることなくきっと
ともにいくもの



まっさおなそらのむこう
てんごくがあると

いつかわらいあったことは
ひとのゆめでしかなく



ながれぼしみあげたよるもただたちつくしてた
あなたにせおわせたままのわたしのいきるみち

ちをはってけがれたよるはあなたがてをのばした
それだけでもいいわたしにはなによりもうれしかった


ただ、いきていきをつづけて
ひとのこころにふれて
さげすまれたわたしのために
すべてをまもりぬいた

たたえられおがまれようと
あなたはかわらずに
いくせんのいくみちせおったかなしきせつげつか

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私が崇めた小さなもの

曲を聴いたときに英雄、雪月花という言葉がうかんだのでそんな雰囲気をめざしてつくらせていただきました。

ストーリーとしては

蔑まれた少女(蛇のイメージ)と英雄と呼ばれた少女(龍のイメージ)がお互いに崇めあっていて、英雄と呼ばれた少女は街の人々の未来をも背負わされている。蔑まれた少女は彼女のそんな心情を知ってしまった。そして何もせず人生を背負わせているだけだったことに気づく。
しかし、英雄としてではなく少女としての彼女に手を伸ばしたことは、英雄と呼ばれた少女にとっては掬ってくれた神様の如く輝かしいものだった。だから、今までは訳もなく「英雄」をしていただけだったのを彼女の為だけに戦い守った。

という感じです。

説明が苦手なのでわかりにくいかと思います、すみません…

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投稿日:2017/10/15 23:13:50

文字数:1,078文字

カテゴリ:歌詞

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