どうして、と言われたらそれまでなのだろうけど
僕は答えなくちゃいけない
でも答えは机上の鍵にも相当しなくて
目の前の君のガラスのような瞳にも無くて




ワルツ 足踏み踊るの
泣くような音に合わせて 無意識 ステップ
リードは要らないの ただ踊りたかっただけ
目的なんてないよ あなたは呆れるかもしれないけれど
傍観でいい わたしは踊る
広がるスカート
向こう側には 赤いワインを溢した彼岸




好きだ、なんて
陳腐な台詞を欲していた訳じゃない
でも目の前で泣いてる君は事実で
動けない僕はみとれているだけで
落ちる水滴に反射する光が脳裏で反芻する うたかた


揺れるカーテン
すべて 夢だったの
ひらひら
ベビーブルー
隙間から忍び込む風は妄想を運ぶ


いつの日か忘れて
いつの日か思い出して
それでいい
それだけでいい


道化の記憶
落ちた鍵を拾ったら扉は開いて
笑顔を思い出した君がいて
いつの日かのさよなら


捕まえた手首の向こう側は空白
それ以上は進めない 進まない
指がひとつ ひとつ 外れてく
いつの日かを思い描いた
永遠のさよなら



どうして、と言われたらそれまでなのだろうけど
僕は答えなくちゃいけない
消せないさよならの事実も
まるで白昼夢のような恋も


さよなら

それがすべてなのだから

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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うたかた

閲覧数:50

投稿日:2011/06/09 03:22:48

文字数:571文字

カテゴリ:歌詞

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