はらはら舞う桜吹雪の
隙間 見えた 横顔に
ほんの少し もう少しだけ
見蕩れてもいいですか? 嗚呼(ああ)…


また季節は巡り 過ぎる月日に
想い馳せることさえ
もう忘れかけてた 冷えた心に
ふわり 風が吹いた


貴方と出会ったあの日から
現(うつつ) 見えず 駆け巡る
咽(む)せるほどの春の薫りに
溺れてもいいですか?

今はまだ陽炎(かげろう)のように
淡く 揺らぐ 言葉でも
いつかこの桜の向こうに
想い 伝えるために 今…


この永遠(とわ)に続くと 思えた日々も
いつか終わりを告げる
「もう覚悟していた」 そんな虚勢も
ぐらり 朽ち果て行(ゆ)く

貴方と歩んだこの道の
遥か 先は 朧月
向きを変えれば もう二度とは
逢えなくなるのですか?

儚く舞う桜吹雪の
隙間 見えた 横顔が
見据える先に 何があるか
さえも分からないまま 嗚呼…


貴方と出会ったあの日から
現 見えず 駆け巡る
ずっと 心の奥の奥に
閉じていた この言葉…


「貴方様を愛しています」
顔も上げず 言い告げる
見上げた先に 見えたものは
朱(しゅ)の差した あの笑顔

はらはら舞う桜吹雪の
隙間 見えた 横顔に
ほんの少し もう少しだけ
見蕩れてもいいですか? 嗚呼…

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

桜撫子


http://piapro.jp/t/jLV8
パピ子さんの楽曲に歌詞応募させて頂きました!

一応ストーリー仕立ての歌詞になっております。

素晴らしい作品に携われた事を本当に嬉しく思っています。

見てくださった皆様、本当に有難うございます!

※ () の中は 読み となっています。

閲覧数:430

投稿日:2012/06/27 02:48:55

文字数:542文字

カテゴリ:歌詞

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