「ユアライト」

あなたに触れている
息をしている
手を伝う温度が色となり
光ない世界の夜が明ける

色を失くした わたしはただ
独りの夜を泳いでいた
あとどれだけ此処にいればいい?

そしてわたしは出会ってしまう
淡い光に出会ってしまう
その光は今にも消えそうで

虚ろな今日にそっと入り込む
温もりがある事
もう後に戻れない事も
知ってるんだ
だけど寄り添った

あなたに触れている
息をしている
手を伝う温度が色となり
瞼の裏側であなたを感じている
そして気付いていた
わたし達は歩ける距離が違う事を
それでもと光を掴むんだ

あまりに脆い現実だね
あまりに酷い結末だね
運命さえ変えられるのなら

何かを捨てて何かを得て
あなたは何を得たのだろう?
わたしの「心」を貰ってよ

一つになって曖昧な今日を
終わらせられるなら
それでいいんだ
それが幸せだと わたしはただ思ってしまう
何も要らないよ


色は滲み 朧な光は静かに
離れていく そっと消えていく
明日はもう望まないよ
だから最後は今まで見た事のない
一瞬の光を

手を握っている

あなたに触れている
息をしている
手を伝う温度が色となり
瞼の裏側であなたを感じている
そして終わっていく
わたし達は強引に歩幅合わせては
暗い暗い夜を照らしていく

一つの光となる

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ユアライト

閲覧数:630

投稿日:2017/04/02 21:23:52

文字数:568文字

カテゴリ:歌詞

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