月に兎

夜が明ける 朝は立ち去る
僕らは噛み合わないね
この寒さ 震えていても
そこから見えはしないよ

さらら ひりり きらら くるる はらはら
ほら流れていく
コトノハの舟

届かずに消え行くもので
この宙 溢れているよ

独り見上げ 青い星回る
君がくれたのは笑顔だけ
泣き方もいまだにわからない僕は

「とおく はなれていたって
こころはいつもいっしょよ」
それじゃあ君のこと呼ぶから
応えてよ ねえ応えてよ

「さよなら」なんて言葉
交わしてもいないのに
ただ 遠ざかってく光が

ぬくもりの記憶たち
冷えきってポロポロと
砂になってく



残された 希望の種は
今でも この胸の中
いつかまた どこかで会うと
無邪気に君を信じた

どこに いるの こえを どうか きかせて
届かないのにね
虚空に満ちる

芽生えずにポロポロとまた
砂漠は 広がり出すの

独り見上げ 青い星回る
君のロケットはもう遠く
取り残された僕に名前は無い


「もし私達が滅んでも
あなたがここで見ていて
星が青くまた輝いて
いつかのように回るまで」


遠く 離れた場所から
君の旅を見送った
なんども君のこと呼ぶから
応えてよ ねえ応えてよ

「とおく はなれていたって
こころはいつもいっしょよ」
それじゃあ君のこと呼ぶから
応えてよ ねえ応えてよ

「さよなら」なんて言葉
交わしてもいないのに
ただ 遠ざかってく光が

青い星は回るよ
独りきりで見上げる
花咲く日まで

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

月に兎

閲覧数:1,091

投稿日:2017/02/08 23:18:35

文字数:635文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

もっと見る

クリップボードにコピーしました