夜明け前に　舞い出した粉雪　　
月明かりの下　独り眺める君
かじかんだ両手に　吐き出す息は白く　
離れてく背中　想い出してる

あの日描いた夢　消さないで　　
みんな　本当は　独りなんだ
「こうあるべきだ」と　誰かの言葉
「フツウ」なんてイリュージョンに　惑わされないで

舞い落ちる雪の中　君のために祈るよ
遠く離れていても　心は傍に…
固く閉ざした芽が綻ぶように　
暖かな春は必ずやってくる

さあ　魔法をかけよう　
「幸せ」の呪いから　君を解き放とう
かぼちゃに還る馬車　
シンデレラなんかにならなくていい
君が選んだ道　応援してるよ

凍える夜空　輝く星たち　　
君と同じ空　眺めているのかな
舞い踊る風花　捕まえれば溶けてく　
強気な君の　弱さが重なった

世界を二つに割く　白と黒　　
それは誰かが決めたボーダーライン
目に見えぬモノに縛られないで　　
無責任な他人の言葉　信じなくていい

遠く果てしない世界で　君だけの歌　奏でよう
触れることはできなくても　この声よ届け
季節が移り変わっていくように　
「普通」も「当たり前」も変わっていく

さあ　魔法をかけよう　　
自分ひとりで戦える　勇気を授けよう
消える茨の檻　
王子様が来るのを待たなくていい
自分の足で　切り開いていけばいい

舞い落ちる雪の中　君のために歌うよ
遠く離れていても　心は傍に…
固く閉ざした芽が綻ぶように　
暖かな春は必ずやってくる

白と黒のボーダーライン　
さあ　飛び越えていこう
正しい道なんて　どこにもないんだ
自分の物語を　生きていこうよ
君を全力で　応援しているよ