そうやってその日は見ていた
今 ゆっくりと 明らむ碧をさ
こうやって2人覗いたっけ
ファインダーの 透明一枚分の距離


その手の先のもっと先
つらり立ち消える光に
ああ、行ける。
ただ そう信じて疑わなかったんだ


群青が吸い込む
確かな目眩の音
タイムラグ 空(くう)を咲いて
溶けてった
シャッターを切る手が
悴んで(かじかんで) 一瞬だけ 
躊躇っていたんだ
ポラロイド



そうやってあの日も聴いてた
上の空(うわのそら)にぽっかり浮かんだ
こうやって目を閉じたんだ
とくべつ冷えた日だった


綺麗で、キレイで、
今にも落ちてきそうな空
笑う君がさよならを
...駄目!


明星が溶けてく
なんだ君が一緒になって
消えそうだった
怖かった
シャッターを切る手が
夢中になって君の涙のぶんだけ
ふるえた


泣いても
泣いても
唯(ただ)極彩色の夢は揺れる
今日を忘れられなくなったじゃんか


ねえ、何光年の先も
僕らにはあっという間だよ
ねえ、目を開けて
君のいるパノラマ
今なら見えるよ
さあ!


群青を吸い込む
その瞳(め)はゆっくりはばたいて
君を遠く連れてった
シャッターを切る手に
残るのは2人そこに居た証明だけ
淡く滲む
ポラロイド


いつだってここにいるよ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

風待ちポラロイド

応募用の歌詞です!


きみが飛んでく日。
さよならはあまりにも綺麗で
そんな日を今ポラロイドで切り取るの。

閲覧数:229

投稿日:2013/11/28 00:54:50

文字数:547文字

カテゴリ:歌詞

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