ジャケット

悠久の旅人 - 砂に刻む誓い -


発つ風 砂塵を巻いて
刹那の景色を描き出す
声もなく横たわる 大地横切って
あてもなく旅は続く

道連れは過去の唄
記憶の中で色褪せる旋律を
舌先で弄びながら
微かな希望 響かせて

我は行く 遥か西へ
惜別の言葉を重ねて
長く伸びる 足跡に影
振り返る彼方に蜃気楼


交わした笑顔は遠く
触れた手の温もりも冷めて
星辰の直中で一人夜を明かす
舞う火の粉が空を焼く

いつかは辿り着くと
言い聞かせるたびに視界は歪んだ
小夜月が静かに見下ろして
石原に影を落とす

我は行く 夜の果てへ
背負う宿命に導かれ
星が駆ける 燃え尽きてなお
決して戻らぬ日々 夢見る

廻りて還る 命ならば
そこに何が残るのか
旅を終えた道の先で
何を思うだろう

我は行く 遥か西へ
赤銅の砂礫を踏みしめ
遠く霞む地平の果てで
仰ぐ空の色も知らずに

我は行く 明日を越えて
寂寞と孤独を引き連れ
消えぬ迷い 信じた想い
待つ人の祈りを背にして

待つ人の祈りを背にして


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たつかぜ さじんをまいて
せつなのけしきをえがきだす
こえもなくよこたわる だいちよこぎって
あてもなくたびはつづく

みちづれはかこのうた
きおくのなかでいろあせるせんりつを
したさきでもてあそびながら
かすかなきぼう ひびかせて

われはゆく はるかにしへ
せきべつのことばをかさねて
ながくのびる あしあとにかげ
ふりかえるかなたにしんきろう


かわしたえがおはとおく
ふれたてのぬくもりもさめて
せいしんのただなかでひとりよをあかす
まうひのこがそらをやく

いつかはたどりつくと
いいきかせるたびにしかいはゆがんだ
さよつきがしずかにみおろして
いしはらにかげをおとす

われはゆく よるのはてへ
せおうしゅくめいにみちびかれ
ほしがかける もえつきてなお
けっしてもどらぬひび ゆめみる

めぐりてかえる いのちならば
そこになにがのこるのか
たびをおえたみちのさきで
なにをおもうだろう

われはゆく はるかにしへ
しゃくどうのされきをふみしめ
とおくかすむちへいのはてで
あおぐそらのいろもしらずに

われはゆく あすをこえて
せきばくとこどくをひきつれ
きえぬまよい しんじたおもい
まつひとのいのりをせにして

まつひとのいのりをせにして

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ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

【猫村いろは】悠久の旅人- 砂に刻む誓い -

nIbomさんに歌詞を書いていただきました。

ひとまず完成です。

閲覧数:1,900

投稿日:2017/05/05 22:16:36

長さ:04:37

ファイルサイズ:8.5MB

カテゴリ:ボカロ楽曲

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