私は鎖に繋がれた犬
厳しい飼い主にしつけられます
お腹が空いたと泣いては殴られ
眠れないと泣いてはただ蹴られ
私は尻尾をふり続ける犬
二人の飼い主に生かされてます
光も空気も淀んだ場所にて
今日も嵐が過ぎるのを待ちます
息を殺して存在を消して
二人の飼い主が出かけるのを待ち
そっと這い出て生ゴミを食べて
何日ぶりかの太陽に目を細める
名前を呼ばれることもなく
消えずに光り続ける命
その目と同じくらい細い腕で
彼は世界(じぶん)を守り続けてる
私は鎖に繋がれた犬
喧嘩の増えた二人の飼い主は
視界に入れば私を殴って
目が合えばすぐに私を蹴ります
背を丸めて物置に閉じこもり
舞うホコリの中目を閉じて
突然の光に目をこじ開ければ
赤い火の点いたタバコを押しつけられる
存在を認められることもなく
静かに光り続ける命
その斑色の皮膚をまとって
彼は心(じぶん)を守り続けてる
彼の朝が来て彼の夜が来て
物置も窮屈になりだし
「孤独」も知らない「普通」も知らない
世間も知らない彼のことを
枷の朝がきて果ての夜がきて
彼は「自由」という言葉を知る
それは輝いて、光輝いて
だけど少し汚れていました
名前を呼ばれることもなく
消えずに光り続ける命
その目と同じくらい細い腕で
彼はいつか自由(じぶん)を手に入れる
コメント0
関連動画0
オススメ作品
Dusk.
The throes of summer.
"What a wicked moon,"
You glare.
Where is the summer.
Scenery i see behind you? Fallen?
I don't.
Know if i can reach it.
...蛍と蝉

出来立てオスカル
意味と夢と命を集めて
作られてしまって身体は
終わった命を蒸し返す機械らしい
【これは彼の昔のお話】
人一人は涙を流して
「また会いたい」と呟いた
ハリボテの街の終末実験は
昨日時点で予想通りグダグダ過ぎて
その時点でもう諦めた方が良いでしょう?
次の二人は 街の隙間で...コノハの世界事情 歌詞

じん
カレイド
雨が降って 袖を濡らす
時が巡り 深くなる
花が散って 靴を見る
指を折り 横目流す
覚えていてね
囁き伝えたあの歌を
愛おしいわ
キミはそう笑って
月だけが光っている...カレイド / 歌詞

飛弥タ息
深い深い森の中
ボロボロな旅人は
その身を休めるために
この地を訪れた
涙は出てないけど
心は疲労していた
何にも癒されない
森の中でさえも
痛みの最後はゆっくりと
落ちていく夢...旅人よ

ほむる
おにゅうさん&ピノキオPと聞いて。
お2人のコラボ作品「神曲」をモチーフに、勝手ながら小説書かせて頂きました。
ガチですすいません。ネタ生かせなくてすいません。
今回は3ページと、比較的コンパクトにまとめることに成功しました。
素晴らしき作品に、敬意を表して。
↓「前のバージョン」でページ送りです...【小説書いてみた】 神曲

時給310円
ピノキオPの『恋するミュータント』を聞いて僕が思った事を、物語にしてみました。
同じくピノキオPの『 oz 』、『恋するミュータント』、そして童話『オズの魔法使い』との三つ巴ミックスです。
あろうことか前・後篇あわせて12ページもあるので、どうぞお時間のある時に読んで頂ければ幸いです。
素晴らしき作...オズと恋するミュータント(前篇)

時給310円
クリップボードにコピーしました
ご意見・ご感想