君のね 語るものだけ語っているなら
誰でもいいって言うんだ
君のね 歩く道だけ歩いているなら
誰でもいいって言うんだ
雨が降ること
赤い傘の回転
水溜まりに映る曇天さえ
代えがたいものなのに
君のね 好きなものだけ好きでいるなら
誰でもいいって言うんだ
君のね 愛するものだけ愛するなら
誰でもいいって言うんだ
ああ!!
錆び付いた傘
干上がった水溜まりと
映らない空が唯一のものなら
私はどこにいるのでしょう
要らないのは献身
要るのは愛だと
言葉の間に溺れるでしょう
触れるほど近く
認めるには遠い
心との距離を見失った心
君が望むものが君ではないと
知ってるのに
分からない不器用な私
ああ、さよなら
昨日の君と
ああ、さよなら
今日の私
さよなら、世界
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さよなら、世界。
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