＜Ａ1-1＞
星の　銀の河　流れていく
一人　どこかを　目指して流れる

＜Ａ1-2＞
そして　着いたのは　小さな星
青く　輝く　静かな星

＜Ｂ1＞
誰もいなくて
ぶるぶる寒く
うずくまった河
泣きそうになる
悲しいな　寂しい

＜Ｃ1-1＞
はるばると　僕
素敵な　おとぎ話を
乗せて運んで　きたのになあ

＜Ｃ1-2＞
聞く人は　ここ
一人も　いないなんてさ
せっかく来たのに　凍えそうだよ

＜Ａ2＞
星の　銀の河　探し求め
ついに　見つけた　一人の花

＜Ｂ2＞
うずくまるその
深紅の花に
ありったけ　全て
おとぎ話を
話して聞かせよう

＜Ｃ2-1＞
狼と　知恵　比べた
少女の話
豆の木上る
子供のこと

＜Ｃ2-2＞
少しして　花　顔上げ
河に微笑む
『二人でいると　あったかくなれる』

（平仮名）

＜Ａ1-1＞
ほしの　ぎんのかわ　ながれていく
ひとり　どこかを　めざしてながれる

＜Ａ1-2＞
そして　ついたのは　ちいさなほし
あおく　かがやく　しずかなほし

＜Ｂ1＞
だれもいなくて
ぶるぶるさむく
うずくまったかわ
なきそうになる
かなしいな　さみしい

＜Ｃ1-1＞
はるばると　ぼく
素すてきな　おとぎばなしを
のせてはこんで　きたのになあ

＜Ｃ1-2＞
きくひとは　ここ
ひとりも　いないなんてさ
せっかくきたのに　こごえそうだよ

＜Ａ2＞
ほしの　ぎんのかわ　さがしもとめ
ついに　みつけた　ひとりのはな

＜Ｂ2＞
うずくまるその
しんくのはなに
ありったけ　すべて
おとぎばなしを
はなしてきかせよう

＜Ｃ2-1＞
おおかみと　ちえ　くらべた
しょうじょのはなし
まめのきのぼる
こどものこと

＜Ｃ2-2＞
すこしして　はな　かおあげ
かわにほほえむ
『ふたりでいると　あったかくなれる』