紅いきんぎょ が 鉢に一匹

 ゆらりゆぅらり 薄い羽衣靡かせて

天の水面 で 喘々(あえあえ)ぐ

 えらは 最早 役立たず、 紅い唇戦慄かせ

健気健気 に、 喘々(あえあえ)ぐ

 その苦しさはいかほどか、 綺麗な檻には硝子の敷石

それでもきんぎょ は、 孤独に震え

 今日も健気 に 泣き、濡れる

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

きんぎょ

使い道のない散文其の弐。
昔、某フォーラムに投稿したのを引っ張ってきました。
こんなもんでよければ改変・編どうぞご自由に。

閲覧数:85

投稿日:2008/01/19 05:55:36

文字数:156文字

カテゴリ:その他

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