■No.194

　　カウントアップ・ゼロガール

A
背中に張り付いた デジタルカウンターの
0以外 の数字を 右手で引きちぎった
Ah__

A
閉塞化されている 教室の舞台上で
誰かのリタイアが 喝采で包まれた

B
奪い合う事 嫌で 背を向けた
「カウント・ゼロ」

S
1と0の ノイズひとつだけ だけの衝動に
一か八か ギター片手に 手に掻き鳴らした
モニター越しの ライブステージに 零れ落ちてゆく
痛みだけが 前に進むため ための光

A
並列化されてゆく モニター品評で
耳を塞ぐような 罵声が響いてた

A
横目に映り込む 巨大なスクリーンに
震える両足で 一歩ずつ踏み出した

B
諦める事 なんて できなくて
「カウント・ゼロ」

S
1と0の ノイズひとつだけ だけのメロディに
一か八か 拡声器手に 手に叫び出した
モニター越しの ライブコメントに 浴びせられてゆく
言葉だけが 前に進むため ための希望

C
見上げた空の向こうの色
手を伸ばしてみても

B
何一つ赦されず 繰り返す
「カウント・ゼロ」

S
1と0の ノイズひとつだけ だけの衝動に
一か八か ギター片手に 手に掻き鳴らした
モニター越しの ライブステージに 零れ落ちてゆく
痛みだけが 前に進むため ための光

S
1と0の ノイズひとつだけ だけのメロディに
一か八か 拡声器手に 手に叫び出した
モニター越しの ライブコメントに 浴びせられてゆく
言葉だけが そう わたしだけの
「カウント・アップ」

A
心臓に 張り付いた デジタルカウンターが
0以外 の数字を 初めて刻み出した



■ひらがなぜろがーる

A
せなかに はりついた でじたるかうんたーの
ぜろいがい のすうじを みぎてでひきちぎった
Ah__

A
へいそくか されている きょうしつのぶたいじょうで
だれかのりたいあが かっさいでつつまれた

B
うばいあうこと いやで せをむけた
かうんとぜろ

S
いちとぜろの のいずひとつだけ だけのしょうどうに
いちかばちか ぎたーかたてに てにかきならした
もにたーごしの らいぶすてーじに こぼれおちてゆく
いたみだけが まえにすすむため ためのひかり

A
へいれつかされてゆく もにたーひんぴょうで
みみをふさぐような ばせいがひびいてた

A
よこめにうつりこむ きょだいなすくりーんに
ふるえるりょうあしで いっぽずつふみだした

B
あきめること なんて できなくて
かうんとぜろ

S
いちとぜろの のいずひとつだけ だけのめろでぃに
いちかばちか かくせいきてに てにさけびだした
もにたーごしの らいぶこめんとに あびせられてゆく
ことばだけが まえにすすむため ためのきぼう

C
みあげたそらのむこうのいろ
てをのばしてみても

B
なにひとつゆるされず くりかえす
かうんとぜろ

S
いちとぜろの のいずひとつだけ だけのしょうどうに
いちかばちか ぎたーかたてに てにかきならした
もにたーごしの らいぶすてーじに こぼれおちてゆく
いたみだけが まえにすすむため ためのひかり

S
いちとぜろの のいずひとつだけ だけのめろでぃに
いちかばちか かくせいきてに てにさけびだした
もにたーごしの らいぶこめんとに あびせられてゆく
ことばだけが そう わたしだけの かうんとあっぷ

A
しんぞうに はりついた でじたるかうんたーが
ぜろいがい のすうじを はじめてきざみだした



■説明など
人生カウンターが背中とか心臓に付いちゃってる系女の子です

Aメロ「0以外」「心臓に」およびサビの「ノイズ」「ライブ」「前に」が詰めってます
長音は一音扱いになってたり、なってなかったりです

一通り歌って確認してますが、もろもろ修正調整などおｋですん