空に向かって　大きく背伸びする
不意に欠伸が出て　キミに笑われる

真っ白に染まった
放課後の帰り道
もう冬になったと　白い溜息
淡い雪の華
ふわりと舞って
心の傷に　しみこんでいく

春色の空の下　キミに出会い
夏色の空の下　キミに恋心を告げ
秋色の空の下　キミへの恋心を過去にできず
冬色の空の下　キミへの恋心を消せずにいる


〝キミともっと話したい〟
何度もそう思った
でも運命は時に残酷で
私の思いは叶うことなく消える
どんなに笑っても　どんなに泣いても
キミと一緒じゃなきゃ　意味がないんだ
めぐる季節の中で　キミだけを想っていた
でも届かなくて
いくつもの手紙を　空へ飛ばした

紙飛行機に恋心をのせて
そのままこの恋心も飛んでいってしまえ
届かぬ恋心なら　そっと消えてしまえばいい
消えぬ恋心を包み込んで
今日もキミの笑顔をみている


過ごした時間の中で
どれだけの時間　キミと笑った?
どれだけの時間　一人で泣いた?
くだらないことだって　わかってる
でも瞳から涙が溢れてくるんだ
もう一度キミにこの恋心を　伝えに行こう
キミの顔をまっすぐ見て

雪降る空に　背を押されて
肩に積もる雪が　私の心を温める
キミと出会って
キミと想って
私の過去は涙ばかりだったけど
キミと笑って
キミと過ごして
私の未来は笑顔で溢れてるよ