つぼみのままの桜が見える バスターミナルの夜は
春と呼ぶにはまだ寒くて 自販機のコーヒーであたたまる
鞄ひとつと夢を抱えて 住み慣れた町を旅立つ
バスを待つ君の横顔が 今日は大人びて見えた

おそろいのランドセル 背負っていた頃の君と
変わらない小さなえくぼ あふれる想いが止まらない

バスに乗り込む広い背中 なぜか遠く感じて
まぶたが熱くなってきたから 振り向かないで
「はじまり」には 涙は似合わないよ

歩くペースも見たい映画も 私に合わせてくれた
迷ったときにはいつだって 一緒に悩んでくれた

さりげないやさしさに 慣れすぎて甘えていたね
君を乗せた長距離バスが 都会の街へと走り出す

「君が好きだよ」言えなかった 困らせたくないから
いつか打ち明けるときが来るまで 胸の奥にしまっておくよ

手を振る姿見えなくなって 涙こぼれ落ちる
君に頼ってばかりの私とさよならするよ

突っ走ってみたり 立ち止まったり 迷ったりするけれど
私も前を向いて踏み出す
はじまりのステップ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

はじまりのステップ

この歌詞は、カエルの子さんの投稿作品、

【GUMI】はじまりのステップ
http://piapro.jp/t/q42Q

の歌詞募集に応募し、採用されたものです。

作曲したカエルの子さんご本人の仮歌(http://piapro.jp/t/npRD、削除済み?)の「旅立つ君への想いを秘めたまま、涙を見せずに見送る私」を自分なりにイメージを膨らませ、やさしく切ないメロディとドラマティックな展開を意識して表現しました。

2012.3.6
カエルの子さんがニコニコ動画にアップしてくださいました!

http://www.nicovideo.jp/watch/sm17171263

これに伴い、表記を一部変更しました。

閲覧数:881

投稿日:2012/03/06 20:31:03

文字数:450文字

カテゴリ:歌詞

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