「次、品川シーサイド」

列車の外は流れる景色
隣を見ると君は寝ている
そんな君の姿に僕は
自然と笑顔になる

揺られながらどこまでも
続く道は長くて
ひとりだと退屈なこの道
君とならいけるはずだよ

君がいて僕がいるそれだけで
前を見て笑うことができる
ささやかな幸せが
少しだけあれば良い

そんな毎日が当たり前だから
この先ずっとずっと続くように
手を繋ぎ笑いあい
次の駅で降りる 一緒にだよ


りんかい線で帰る途中で
車内放送鳴り響いてた
次の駅はどうやら
「品川シーサイド」のようだ

誰かが話してくれた
駅名の曲がある
そんなことを思い出しながら
この駅で降りてみる

駅を出て空を見た
僕の目に広がる景色はビルが多く
作られた街並みとビル風を感じる

君はこの景色見て
僕にどんなこと話すのかなんて考えたよ
僕の目に映らない世界が広がっているのかな

辛いこともないわけじゃ決してないこの道
だけどひとりよりもふたりでいれば楽しいよきっと

君がいて僕がいるそれだけで
前を見て笑うことができる
ささやかな幸せが
確かにここにある

ふたり…
いつの間にかお互いの歩く早さが重なって肩が触れる
まだ少し肌寒い季節だからだねと言った

そんな君を見ているだけで毎日の色がほらね
キラキラした
そんな時間がずっとずっと続くように手を離さない