「夜舞蝶」
風が 過ぎ去ってく
まるで 彼のよう
いつも 私の前
どこか 消えていく
夜が来る
光る 夜桜舞い散ってく
どこまでも
飛べそう で飛べない桜が
ひらひら散っていく
私に似ている飛べない蝶
あの人のところまで
ただ行きたいと
願うだけ
桜のように地に落ちる
池に 浮かぶ桜
まるで 私のよう
彼に 近づけずに
恋に おぼれてく
ふきすさぶ
風は 決まって桜散らす
はらはらと
散って 想いは崩れてく
桜が散っていく
夜月に照らされ輝く蝶
地に落ちるまでだけの
短い時を
輝かす
あの人に気付いて欲しかった
風が通って
桜が落ちる
いつも私は彼の後
背中を追って
でも届かない
そう 夜舞蝶
風が 私を揺らす
一瞬の 光をあびて
私の心散っていく
それが 悲しくて
桜 舞い散りゆく
だけじゃ想いは届かない
ならばいっそ風なんて
ふいて くれなくていい
私は 夜に舞う蝶
【応募作品】夜舞蝶
追記:応募した作品ですが採用されなかったので曲募集をします
今回はshaloさんの曲の歌詞応募をさせていただきました。
ひらがなバージョンは前のバージョンにあります。
曲→http://piapro.jp/t/YZki
作曲:shaloさん
この曲のテーマが「夜桜」と「悲しい恋」ということで、まずは平安時代の古い屋敷に立っている桜が夜に月の光をあびながら散っていく姿が蝶が舞っているようにみえることからこの曲名がうかんで、そこから歌詞を考えました。
桜=蝶=私、桜を散らす風=恋する相手=彼のような構図になっています。
想っているのに気付いてもらえなくてただただその気持ちに自分が振り回されるといった悲しい片思いがこの歌詞のイメージです。
ちなみに夜舞蝶(よまいちょう)というのは私が考えた蝶ですので実在はしません。
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