失恋の 歌が 耳を 貫く

フォークでケーキを 崩した 瞬間

幸せを 壊した様に 思えた…

ウェディング ケーキでも
ないのに……

窓の外の 煌めく街には

聖夜と いう日で 愛が 騒いでい て

シャンパン を グラスに

注ぐと なみだ が あふれた

頬を 手で 触れながら

みつめる アロマ キャンドル
が切なくて……



ふわ ふわ の クリームが
純白のしろい ドレスに

想える 恋が 痛くて…

彩られた
イルミネーションに 刹那を…



失恋の 歌は 繰返し 続ける

止めたくなるような メロディー

幸せのはずの クリスマス
ツリーを

眺めれば さみしそうに

映る 飾り …達

すべてが 幻に 思えるイヴに 感じてく

眠る 夢には 二度と 逢え
ない 貴方が …いい

瞼は 全部 知ってる想い出を 描いた

久しぶりに 見る姿 は

いずれ… 消ぇていく



ふわ ふわ の クリームが純白の
しろい ドレスに

想えた 恋が 痛くて…

彩られた 雪 景色に 刹那を…



強がって 私から 拒んだ 指輪

離れてった 痕の 深さ



失恋の 歌が 耳に 残る

フォークでケーキが
ちぃさくなってく

お皿から 無くなった瞬間

何も 視えなくなった