荒ぶ風の中を 歩き 山祇の唄を聞く
冷たくも ぬくもりを 孕む裾の風

寄せる波の狭間 縫って 海神の唄を聞く
雄々しくも 安らぎを 描く白の波

若く幼い心は 果てない旅路へ
答え待つ朝日の中で じっと目を凝らした

僕らはきっと 逆らえない 瞬間の中を 生きている
白亜の郷に 望郷募らせ 朔夜の路たどる

光る蜘蛛の糸を 手繰り 手にしたい明日がある
苦しくも 辛くとも 枯れぬ希望の水

翳る夢の未来を 憂い 叫びたい明日がある
孤独でも 立ち上がる 強い意志の瞳

弱く儚い想いは 明日往く路銀に
こだまする夢も過去も 併せて歌にしよう

僕らはきっと 戸惑えない 夢の中を 生きている
止まらない君に 激情募らせ 夜半の海を渡航る

誰もがきっと 叶わない 果ての先を 生きている
過ぎ去った場所に 潜む空に 気付かずに通り過ぎたから

僕らはきっと 終わらない 孤独の中を 生きている
寄り添う人の 弱きことよ ここで変わらず響け

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

Stay

ふと思いついたー
何かに悩んで旅に出て、いろいろ目にしたけど結局人が一番好きなんだと自己完結した人の話

閲覧数:163

投稿日:2008/03/03 03:08:55

文字数:422文字

カテゴリ:その他

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